これは、私たちが掲げるものづくりの姿勢を表す言葉です。
市場に溢れる数多のリンゴジュースの中で、
ただ「おいしい」だけではない、心に残る体験をお届けしたい――
その想いから生まれたのが、長野県立科町で育まれたこのジュースは「飲むりんご」です。
そして、一本の瓶に込めたのは、「味」や「栄養」だけではありません。
この地に古くから語り継がれてきた、女神の物語そのものを、丁寧に映し取っています。

◆ 蓼科山が「女神山」と呼ばれる理由
ラベルに描かれた美しい女神の姿。
それは、「蓼科山(たてしなやま)」に宿るとされる八ヶ岳の妹の女神を表現したものです。
蓼科山は、長野県立科町にそびえる、標高2530mの山。
古くから「女神山」とも呼ばれ、女性神の象徴として信仰の対象となってきました。
その由来には、八ヶ岳と富士山の神話が深く関係しています。
かつて、日本一高い山はどちらかと、八ヶ岳(兄)と富士山(女神)が背比べをしたという伝説があります。
争いの末、富士山が怒り、八ヶ岳を蹴飛ばしたことで、八つに割れ、今の姿になったと語られます。
それを見ていた妹の蓼科山は、兄を哀れみ、深く悲しみ、大粒の涙を流し続けました。
その涙は川となり、やがて諏訪湖を生んだ――
この神話は、立科町の人々にとって、山への信仰や自然とのつながりを育んできた大切な物語です。
◆ アップルアートのリンゴジュースは物語のあるリンゴジュースです。
女神の涙に由来する土地で育てたリンゴを、
私たちは、「芸術作品」として磨き上げました。
果実ひとつひとつに丁寧に向き合い、
早朝の冷気に包まれた畑で、太陽の光をたっぷり浴びたリンゴだけを選別。
栽培・収穫・搾汁・瓶詰めに至るまで、手間を惜しまず、
まるで手しぼりのように丁寧に仕上げた一滴です。
このジュースは、ただ喉の渇きを癒すものではなく、
飲むたびに、「土地」「神話」「自然の恵み」までもが舌に伝わるよう設計されています。
◆ お客様の心に届く“体験価値”
飲むりんごは、その背景にある物語性と、手間ひまのかけ方、
そして立科という土地がもたらす神話的な存在感。
多くのお客様に響くと、私たちは信じています。
なぜなら、いま本当に価値を見出されているものは、
単なる「モノ」ではなく、ストーリーのある体験だからです。
たとえば、
「このジュースのラベルに描かれている女神は、立科山に宿る女神を表していて…」
そう語りながらお客様にお出しする一杯は、ただの飲み物ではなくなります。
自然と信仰、物語と人の営みが重なった“飲む芸術”として、
その方の心に深く残る“贈り物”になるのです。
◆ 立科町から生まれた「神話と芸術の果実」
「女神の物語」「立科町の自然と信仰」という豊かな背景が一滴一滴に宿り、味覚を超えた感動体験を生み出します。
・時間と手間を惜しまない手作業による高品質の証明
早朝の冷気に包まれた畑から搾汁・瓶詰めまで、伝統的な製法と職人のこだわりが詰まっているため、大量生産品とは異なる唯一無二の味わいと安心感を得られます。
・地域文化・神話を味わいながら味覚体験ができる希少性
女神の涙に象徴される蓼科山の伝説や立科町の自然環境を背景にしたジュースは、飲むたびに「土地の歴史や物語」を感じることができ、これは一般のリンゴジュースにはない特別な体験です。
・高級感と精神的な豊かさを同時に提供する“ストーリー消費”
富裕層の消費行動においては、「所有する喜び」「他者と差別化できる希少な物」への欲求が強く、ここでの「女神と立科町の物語」はそれを満たす重要なポイントです。
・エシカルかつ持続可能な価値観への共感
自然と共生し、地域や文化を尊重する姿勢が明確に伝わるため、社会的責任やサステナビリティを意識する消費者層にもアピールできます。
こうした独自性により、単に「おいしい」だけの市販品や大量生産のリンゴジュースとは一線を画し、自分らしい価値ある選択として心から納得して手に取っていただける商品となっています。
特に、贈答や特別な場面での利用に際して、選ぶ理由が明確であることはお客様の購買意欲を大きく後押しします。

◆ 一滴が、記憶に残る
「特別な贈り物を探していたときに、このジュースに出会った」
「味わいはもちろん、女神の話が美しくて、忘れられない体験だった」
そんな声をいただくたびに、私たちは確信を深めています。
人は、ただ“消費”するのではなく、
心に触れる“物語”を、いつもどこかで求めている。
このリンゴジュースは、
美しさと深さが共存する、まさに“物語を飲む”体験です。
あなたの大切なひとときに、
そっと寄り添う女神の一滴となれたら――
それが、私たち果実のアーティストの願いです。