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長野県の美味しいリンゴを使ったリンゴジュースをはじめ、地元産の果実商品がたくさん並ぶマルシェ。
しかし、その中でお客様の心を掴み、他の出店者と差別化を図るのは簡単ではありません。
そこで今回は、アップルアートの「自然をキャンバスに、果実を作品に」というコンセプトを活かしつつ、りんご好きをターゲットにしたマルシェ出店のポイントを整理します。
1.りんご好きは「買ったモノ」ではなく「買ったときの体験や背景」を重視する
りんご好きのお客様は、モノを買う際の「所有」よりも、その商品の「ストーリー」や「購入体験」を重視します。
つまり、単なる商品ではなく、どんな背景や思いが込められているか、その商品を通じてどんなエピソードを語れるかが購入の決め手になるのです。
マルシェに数多く並ぶリンゴ農家の中で、自分のブースに目を向けてもらうには、商品そのものの品質はもちろん、作り手の情熱や歴史、商品にまつわるストーリーを伝えることが不可欠。
これが、ただの「リンゴジュース」から「人生に美と喜びの一滴を届ける作品」への変換になるのです。
2.声掛けは「背景」と「体験」を感じさせる言葉を意識する
マルシェでの声掛けは、いきなり商品の説明を始めるのではなく、お客様の興味を引く「引きの言葉」が重要です。
たとえば、「“ツルヤで買えないリンゴジュース”、ご用意しています」といった言葉は地元の方ならピンと来るフレーズ。
スーパーで手に入るものではなく、ここだけで買える特別感を出すことで、「ここでしか手に入らない価値」を伝えられます。
その後、「お土産はモノじゃなく“気持ち”を贈るもの。
だからこそ、この一本で、贈る人の“センス”が伝わる背景のある一本を。」と続ければ、ただ商品を売るのではなく、お客様自身が贈る相手に伝える想いを後押しするメッセージになります。
3.「伊勢神宮に奉納したリンゴジュース」というストーリーを加える
特別感を高めるエピソードとして、「伊勢神宮に奉納されたリンゴジュース」という事実を加えることは非常に効果的です。
伊勢神宮は日本を代表する神社であり、奉納品は厳選された品質と品格を求められます。このエピソードは、商品の信頼性と品格を裏付ける贈る相手に「特別なものを贈っている」という満足感を与える会話のきっかけとなる話題性を持つため、POPや声掛けに自然に組み込みましょう。
例えば、「実はこの飲むりんごは、伊勢神宮に奉納されたことのあるリンゴから作られています。味・品格・こだわり、すべてが特別な一本です。」と伝えれば、お客様の興味をさらに引き立てることができます。
