りんごの栄養は皮にあり!農家が教える“まるごと食べる”健康効果

「1日1個のりんごで医者いらず」といわれるように、りんごは昔から健康食として親しまれてきました。でも実は、その栄養の多くが“皮”の近くに集中していることをご存じでしょうか?

私たち農家は、りんごの健康効果を最大限に活かすには「皮ごと食べる」ことがいちばんだと考えています。

そのためにも、安心して皮ごと食べられるりんごを育てることにこだわっています。

りんごの皮やそのすぐ下には、強い抗酸化作用をもつポリフェノールが豊富に含まれており、体のサビつきを防ぐと言われています。

さらに、食物繊維(ペクチン)は腸内環境を整え、便通の改善や血糖値の上昇を穏やかにする働きもあります。ビタミンCやカリウムも含まれており、美容やむくみ対策にも効果が期待されます。

こうした栄養素をしっかり摂るには、皮をむかずに“まるごと”食べるのが理想です。

しかし、皮には農薬が残っているのでは?という不安もあると思います。

そこで私たちは、できる限り減農薬・自然栽培に取り組み、土づくりから見直しています。

発酵させた米ぬかや木の葉など、自然の力で木を健康に育てることで、農薬に頼らなくても元気な実をつけるようになります。

また、朝採り・樹上完熟にもこだわっています。日中にたっぷり光合成をして栄養を蓄えた実を、いっきに収穫。

市場では早採りされることもありますが、私たちはぎりぎりまで木の上で完熟させることで、糖度が高く、食感もしっかりとした濃厚な味わいのりんごに育てています。

自然に任せて育ったりんごは、一つひとつ色や形も違います。

でもそれは、まるで人と同じように、それぞれの個性がある証。

私たちは、家族にも安心して食べさせられるりんごを育てたい。

そんな想いで、手間ひまを惜しまず育てています。

「皮ごとまるかじり」できる安心と、自然の栄養がぎゅっと詰まったおいしさ。

ぜひ一度、味わってみてください。


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